ラズベリー パイ (シングルボードコンピュータ)

パーソナルコンピューターとは

最先端の技術を駆使して早い処理能力を持つスーパーコンピュータや、ネットワークからの特定の種類のアクセスを同時に沢山処理する様に設計されたサーバー用コンピューターではなく、会社や家などで、仕事用や個人用の書類などの作成から、インターネットの閲覧なりゲームをしたりなどと一個人が多目的に使える様に設計されたコンピューターがパーソナルコンピューター、略してパソコン。。

英語だと『Personal Computer』で、それを略すと『PC』になるのですが、略さずに「Personal Computer」と言う分には問題がないのですが、略して「PC」だとアップル社のマックに対する「IBM PC互換機」の意味として理解される場合が多いので注意が必要です。

パソコンをゲーム専用でゲームをする為だけに使ってもパソコンはパソコンですが、機能的にゲームしか出来ないゲーム専用機は本来はパソコンではないのですが、最近はマイクロソフトのXboxみたいにパソコンと同等の機能を持ったゲーム専用機もあったり、最近のスマートフォンでもキーボードやマウスを繋げてパソコンと同等に使えるものもあるので技術の進化によって最近は「パソコン」の意味合いが怪しくなっている気がします。。


因みに、オーストラリア英語だと日本語の『ノートパソコン』を『Laptop (ラップトップ)』と呼ぶ場合がは一般的で、手に乗ってしまうサイズだと『Palmtop (パームトップ)』とも呼んだりします。 最近は英語でも旧式の大きめのノートパソコンを『Laptop (ラップトップ)』、最近のコンパクトなノートパソコンを『Notebook (ノートブック)』と区別をして呼ぶ事もあるみたいですが、オーストラリアではまだ一般的に浸透していないと思うので、かなり高い確率で「Notebook」は筆記帳のノートブックだと思われる可能性の方が高いと思います。 「Notebook Computer (ノートブックコンピュータ)」なり「Notebook PC」と言えば、コンピュータの事というのは伝わると思いますが、きっと「Laptop (ラップトップ)」と言い直してくる相手が多いと思います。(多分、後10年もしたら「Notebook」という呼び方がオーストラリアにも浸透しているかもしれませんw。


シングルボードコンピュータとは

パソコンとは別に、家電製品や機械に組み込むのに良く使われる『シングルボードコンピュータ』と呼ばれる一枚の基板に全て収まったタイプのコンピュータ(一般的に画面やキーボード、電源は別)があるのですが、技術の進化によって最近は手のひらサイズの大きさの基板にも限らずパソコン並みの性能のシングルボードコンピュータが数千円の価格であったりします。


ラズベリーパイ

その一つがイギリスのラズベリー財団 (Raspberry Pi Foundation) の『ラスベリーパイ (Raspberry Pi)』で、に初代のラスベリーパイ1 モデルA (Pi 1 A) が発売されてからいくつかのバージョンアップを経て、現在はに発売された4世代目のラスベリーパイ4モデルB (Pi 4 B) が最新バージョンになっています。

👇👇家の引き出しの奥にも昔のラズベリーパイが2つ眠っていました。

Pi 2 B (上)と Pi 1 B+ (下)
忘れ去られていた数年前のラスベリーパイ、 Pi 2 B (上) と Pi 1 B+ (下)

ラズベリーパイの魅力は何と言っても低価格なのと、組み込みシステムに不可欠なデジタル入出力(GPIO)用の接続があるのでセンサーを繋げたり、モーターなどを繋げて制御したりも出来ます。

まぁ、そういった設定をするのにはそれなりの知識が必要ですが、デモとして基本的な動作を試すだけならば、いくつかあるラズベリーパイ用の「OSイメージ (OS Image)」というファイルをラズベリーパイのダウンロードページからダウンロードして、パソコン上でそのイメージをmicorSDカード(初代は標準SDカード)に正しいアプリを使って書き込んで、そのSDカードをラズベリーパイに差し込んで電源を入れれば良いだけなので、特殊なケーブルなども必要もなく、比較的にはハードルはそこまで高くないと思います。

また、「Zero」や「Computer Module」といった小型サイズ以外のフルサイズのボードのラズベリーパイだと標準でUSBポートが4つ、LANポートが一つとHDMIポート1つ (Pi 4 BにはmicroHDMIが2つ)装備されているので、重量が45gしかない基板の数千円のコンピュータですが、キーボードやマウスとモニターを繋げればパソコンとして使う環境も比較的簡単に手に入れる事ができます。

(ますます「パソコン」の意味が崩壊していく気がします。。)


古いラズベリーパイでも実はまだ使える

眠っていたラズベリーパイは発売のラズベリーパイ 2 モデルB (Pi 2 B)と のラズベリーパイ 1 モデルB+ (Pi 1 B+)で、最新の「Pi 4 B」と比べるとスペック的には少し非力ですが、非力な分、発熱と消費電力が少ないので、ホームオートメーションの様な常に電源が入っている様な用途に向いている様です。。

今後、機会があったら何かに有効利用してみたいと思います。



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