家で適当に納豆を作ってみた

現在オーストラリアに住んでいますが、オーストラリアでも日本の納豆は冷凍であればアジア系の食料品店で買う事が出来ます。

オーストラリアでも買える(冷凍)納豆

でも、COVID-19の流行の影響で日本-オーストラリア間の定期航空便のほとんどが欠航になり日本からの航空貨物が届きにくくなっている模様です。 それが直接の原因かは分かりませんが、先日、冷凍納豆を買いに市内のアジア系食料品店に行ったところ、今まで良く買っていた小粒の丸大豆納豆(銘柄は覚えていませんw)が無く😱😱、ひきわりの納豆ばかりが売られていました。。

その日はひきわりの納豆が3パックがセットになった物を買って帰りましたが、夜に1パック食べた後の個人的な感想は「粒々の食感がほしい」😭😭。。。

なので、家にあった大豆を使って粒々の自家製納豆を作ってみました。。


適当に作る初めての自家製納豆

1日水に浸けた大豆を煮る
1日水に浸けた大豆を鍋で煮る

本当は、まずArduinoなりRaspberryPiなどを使って温度を一定温度に保つ納豆発酵器を自作してその後に納豆を作りたかったのですが、まだ本腰を入れていないのでまだ実験段階までにもたどり着いていません。 なので、今回はクーラーボックスに湯たんぽを入れて納豆を発酵させるという方法を試してみました。

今まで納豆を作った経験はありませんでしたが、一応、オンラインでの下調べはしていたので脳内では納豆の作り方はある程度理解していたつもりでした。 なので、今回は初実験という事であくまでも直感に頼った(アバウトな)分量で作ってみました。


次に今回のレシピをまとめてみましたが、分量などは本当に適当です。

材料

  • 乾燥大豆 (コップ2杯ほど)
  • 水道水
  • 冷凍納豆 (スプーン山盛り1)

必要な物

  • 大豆を水に浸けるボール
  • 大豆を煮る鍋
  • 発酵に使う容器: オーストラリアで売られている豆腐の容器を2箱使用
  • ザル
  • クーラーボックス
  • 温度計 (30~40℃が測れる物)
  • 湯たんぽ

作り方 (適当)

  1. ボールに大豆を入れる。
  2. 乾燥大豆が浸る量のボールに水を入れて、大豆を一日ほど水に浸ける。 大豆が水を吸うので時々水を足す。
  3. 浸けていた水は捨てて、大豆を鍋に移してひたひたの水を入れてから指でつぶせるほどに柔らかくなるまで中火で煮る。 出てくるアクと皮は取り除く。
  4. 豆腐のプラスチック容器に冷凍納豆を少し入れて解凍しておく。
  5. 柔らかくなった大豆をザルに上げて水けを適当に切る。
  6. 大豆が熱いうちにプラスチック容器に入れ分けて納豆と混ぜて平らにする (あまり厚く盛らない)。
  7. プラスチック容器の蓋を上に軽く置いて(蓋はしっかり閉めない)温度計と一緒にクーラーボックスに入れる。
  8. 湯たんぽに熱湯を入れて蓋を閉めてからクーラーボックスに入れる。
  9. 24時間クーラーボックス内が35~40℃になる様に、湯たんぽのお湯を時々入れ替える。 プラスチック容器の蓋の内側に水滴が着いていたら、水滴を取る。
  10. 室温に冷ましてから冷蔵庫で2日保存。

やってみた

オーストラリアで売られている豆腐のプラスチック容器
オーストラリアで売られている
豆腐のプラスチック容器

発酵で使った容器には、オーストラリアで売られている中華系の木綿豆腐が入っているプラスチック容器を使いました。 正直、この豆腐がオーストラリア全土で出回っているかどうかは知りませんが、シドニーやメルボルンのアジア食料品では売られているのを見た事があります。

容器のサイズには深めと浅めの2タイプがありますが、使った容器は浅めで、縦 12cm、横 18cm、深 さ4.5cmの大きさがあります。 この容器の中にステップ6の納豆と大豆を混ぜた物を2センチほどの高さに敷き詰めてからクラーボックスに入れて発酵させました。

湯たんぽには沸騰させたお湯を入れましたが、そのままクーラーボックス内に置いても、ボックス内に置いた温度計で確認した限りでは、温度は40℃以上にはなりませんでした。 4時間ほど経つと30℃位まで温度が下がったのでそのタイミングで湯たんぽのお湯を入れ替えました。 午後に発酵を開始しましたが、流石に夜間の睡眠中はそのまま放置して、翌朝からまたクーラーボックス内の温度の調節を再開しました。


結果

画像は約25時間経過後の豆のズームアップになりますが、表面はそれっぽく白くなっていました。

クーラーボックスで発酵 - 1日後
クーラーボックスで発酵させて1日後

試しに、少量を器に取り分けてみましたが、しっかりと糸を引いてまさに納豆といった感じでした。 取り分けた分をぐるぐるかき混ぜるとしっかりとした糸引き納豆の見た目に。。 香る匂いも納豆そのものでしたが、一口食べてみると。。。 味も風味も納豆なのですが、後味として口の中に小学校の習字の時間で使った液体墨汁の様な臭い(?)が少しありました😫。。 アンモニア臭というのでしょうか? (理科の実験かでアンモニア臭を嗅いだ覚えがありますがどの様な匂いだったのか覚えていません。。)

発酵の後、容器をクーラーボックスから取り出して、荒熱を取ってから冷蔵庫で冷やしましたが、1日、2日と冷蔵する間に味見をしていたところ、徐々にその臭いは薄くなりました。 この臭いを除けば全然問題ない納豆だったので、この臭いが何なのか今後追及してみたいかと思います。

今回は湯たんぽを使っての納豆作りでしたが、クーラーボックス内を40℃に保つのにほぼ4時間おきにお湯を入れ変える必要がありました。 ゴム製の湯たんぽを使ったので、中のお湯を電気ポットで温めるのは避けて、でも、ぬるくなったお湯をそのまま流してしてまうのもちょっとどうかと思ったので大きな鍋に集めて常温にしてからベランダの植物に水やり用にしました。 湯たんぽでの納豆作りは水が無駄になってしまいますね。。 👉頑張って納豆発酵器を完成させたいかと。



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