Quick-Grip用の替えパッドの3D印刷

工作などで物を接着させる際、接着剤が固まるまでの間、接着面がずれない様に固定するのに『クイックグリップ』を良く使っています。


便利なバークランプ

Misc. Clamps
上段右: G型クランプ; 上段左: コーナークランプ 下段: バークランプ

ネジをクルクル回して押さえる幅を調節する「G型クランプ (G Clamp)」というのも持っていますが、やっぱり、「クイックグリップ (Quick Grip: 商品名)」に代表される「バークランプ (Bar Clamp)」だとスライドさせて簡単に幅の調節が出来ます。

特にクイックグリップだと、締め付ける方向には手で押すだけでもスライドするので、手でスライドして軽く締めて固定した後にグリップのレバーを使って締めあげる事が片手でも簡単です。


最近は発売元が『Irwin Tools (アーウィン・ツールズ)』ですが、大昔に買ったクイックグリップは『American Tool (アメリカン・ツール)』でした。 過去に社名変更があったみたいですね。


年季が入った工具にはありがちな。。

Micro Bar Clamps

一回り小さい『One-Handed Micro Bar Clamp』という小型のクイックグリップもあって、小さい部品の固定などに役に立ちます。

しかし、黄色のパッドの部分が時々外れてしまう事があって、しかも、個人的に持っている小型のクイックグリップは年季が入っているAmerican Tool時代の物なのでパッドが滑って外れやすくなっています。 実際に、一つのグリップに関してはすでにパッドを紛失してしまいました。

アーウィンのサイト[https://www.irwin.com/] を探した限りでは大きいタイプのクイックグリップはパッド部分が別売りであるみたいですが、小型のクイックグリップ用は取り扱いがないみたいです。 なので替えのパッドを3Dプリンターで印刷してみました。


替えのパッドの印刷

Replacement Pads or Micro Bar Clamp

寸法などはオリジナルのパッドを参考に設定しましたが、差し込み部分に段差をつけてパッドが外れにくい様にしてみました。

PBSやPLAの様な硬い素材では挟んだ物を痛めてしまいそうなので、家にあったホビーキングフレキシブルフィラメントで印刷してみました。


仕上がり

ちょっと仕上がりが粗いですが、抜けにくいパッドが出来上がりました。

Repaired Micro Bar Clamp

問題なく使えていますが、このクイックグリップで挟んだ物をヒートガンで温めたりする時には高温にならない様に気をつけないといけません。

用途に合わせた形のパッドを印刷するのも可能ですね。(角用とか



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