家で納豆を作ってみた 第2回目

Covid-19のパンデミック中に、外出規制解除に向けて動いているオーストラリアですが、メルボルンだけは追加で『Stay Home』命令が出て、から最低でも6週間は不要不急の外出が出来ない状態になっています😞😞。

そんな状態で家にいる時間が多いので、また納豆作りに挑戦してみました。


家で納豆作り、第2回目

前回、『家で適当に納豆を作ってみた』では、湯たんぽをクーラーボックスに入いれて、数時間おきに熱いお湯に入れ替えて納豆を発酵させましたが、今回は『120Wシリコンヒーターパッド (DC12V防水) 』で動作確認をしたヒーターパッドを使って発酵させてみました。

乾燥大豆 (オーストラリア産)
乾燥大豆 (オーストラリア産)

材料

乾燥大豆400ml (250g)
水道水適量
冷凍納豆スプーン山盛り2 (発酵種)

乾燥大豆は、メルボルン市内のアジア食料品店で売っていた「Elegant Flower Brand」ブランドの大豆を使いましたが、漢字パッケージの割には、原産国はオーストラリア (Product of Australia) と印刷されていました。

前回は発酵種にアジア食料品店で買って来た冷凍納豆をスプーン1杯分使用しましたが、今回は前回作った納豆の残り、スプーン山盛り2杯分を使いました 。


ステップ1

[初日開始]

  • 乾燥大豆をボールに入れて、水で良く洗った後に、大豆が浸かる程度の冷水を入れて、一晩浸ける。

大豆が水を吸うので、時々水位を確認して、大豆が水面から出ない程度に水を足す必要がありました。


ステップ2

一晩水に浸けた乾燥大豆
一晩水に浸けた乾燥大豆

[二日目]

  • 大豆を指で簡単につぶせるほどの硬さになるまで鍋で煮る。

圧力鍋を使うと短い時間で柔らかくなるみたいですが、普段使っていない圧力鍋が家のどこかに収納されてしまい行方不明だったので、今回も、前回同様に普通の鍋で煮ました。

始めは強火で煮立てて、沸騰したら中火にしてぐつぐつ煮ました。 煮始めはアクが沢山出て来るのでスプーンで取り除き、又、時間が経つと大豆の皮が剥がれてくるのでそれも時々すくって取り除きました。

大豆が空気に触れない様に時々水を足しながら煮ていきましたが、普通の鍋で煮ているせいなのか、指でつぶせる硬さまで煮込むのに結構の時間が掛かり、適当な硬さになった頃には近くになっていました。。。 ほど煮た事になります。。 (圧力鍋はどこに。。😅😅)


ヒーターパッド

大豆を煮ている間に、発酵に使うクーラーボックスの設定をしました。

納豆を作る為には大豆に発酵種を混ぜてから24時間ほど40℃の温度で寝かして発酵させるのが一般的みたいですが、前回は湯たんぽをクーラーボックスの中に入れて、数時間おきにポットで沸かした熱いお湯に入れ替えるという方法でボックス内の温度を40℃程度に維持して大豆を発酵させました。

今回は湯たんぽでなく、『120Wシリコンヒーターパッド (DC12V防水) 』で動作確認をした防水シリコンヒーターパッドをクーラーボックス内にいれて、3Dプリンター用の制御ボードで温度管理をする事にしました。

オーブントレーの裏に張り付けたシリコンヒートパッド
オーブントレーの裏に張り付けた
シリコンヒートパッド

ヒーターパッド自体はシリコン製でペラペラなので、17.5cm × 24.0cmの大きさの金属製のオーブントレーの裏に張り付けてみました。

脳内ではオーブントレーが放熱版の役割をしてトレーの上に大豆と発酵種を入れた容器を置けば発酵中の温度調節が出来ると思ったのですが、実際にクーラーボックス内に水平に設置して蓋を閉めた後、制御ボードの温度設定を40℃に設定した後に、ボックス内置いた温度計で温度を測ったところ、20℃。。時間を置いて測っても20℃。。

南半球は冬場なので、ボックス内は室温の15℃よりは上昇していますが、どうも、ボックス内に単に置いただけでは、「ヒーターパッドの温度がそのままクーラーボックス内の温度になる」という考えは甘かった様です。

制御ボードの温度設定を徐々に上げていき、ヒーターパットを90℃に設定した状態でボックス内は40℃で安定しましたが、この場合、ヒーターパットが貼り付けられたトレーの温度が発酵に必要な温度よりも高いのでトレーの上に大豆の入った容器を置く事は出来ません。。


ステップ3

[二日目]

  • 煮汁を軽く切って、熱々のうちに納豆と混ぜる。

ステップ4

クーラーボックス内で発酵
クーラーボックス内で発酵

[二日目]

  • 40℃で24時間発酵。

納豆と混ぜた後、前回と同様にオーストラリアで売られている豆腐のプラスチック容器、3個に均等に分けいれて、大豆が分厚くならない様に平らに散らして入れた後、容器の蓋はずらしてクーラーボックスの中に入れました。

クーラーボックスに蓋をして24時間発酵させましたが、時々、ボックス内に置いた温度計で温度を確認したところ、ほとんど40~42℃の温度で安定していました。 ヒートパッドでの保温発酵は、数時間ごとにお湯を入れ替える手間も無いので湯たんぽを使っての発酵より全然簡単でした。

[三日目] 発酵終了


ステップ5

  • 冷凍庫で保存

低温にする事で発酵を止める為だそうですが、低温保存した場合とそのまま放置した場合とで違いを比べた事が無いので味にどれだけ影響が出るかは知りません。 (いつか違いを比べてみたいかと。。)


味見

発酵24時間後の納豆 (冷蔵前)
発酵24時間後の納豆 (冷蔵前)

発酵後、クーラーボックスから取り出した時点で少量をそのまま味見してみました。 まず、匂いは前回よりも明らかにアンモニア臭が薄く、ほぼ気にならない程度でした。

食べ慣れた市販の納豆よりは少し固めで、写真でも確認できるかもしれませんが、出来上がった納豆の表面が気持ち暗めでした。 でも、味はしっかりとした納豆の味がしました。😄😄


気になったので、暖かいままで1人前分を取り分けて箸で練ってみました。 何故か、糸の引きがそこまで良くなかったのですが、ご飯と一緒に食べた処、普通に美味しかったですw。

糸の引きが良くない??
糸の引きが良くない??

後日、冷凍した分も食べてみましたが、そちらも、少し固め、同じ様な味でした。


前回、湯たんぽを使った時はクーラーボックスの蓋をしっかり閉めて発酵させましたが、今回はヒーターパッドの配線の取り回し為にクーラーボックスの蓋が完全には閉める事が出来なかったので、隙間から中の水分が蒸気として外に流出して、納豆の出来上がりが少し乾燥気味になったという可能性もあります。 現時点では何とも言えませんが、今後の納豆造りの参考にしたいかと思います。


まとめ

今回は少し固めで糸の引きがそこまで良くは無かったですが、前回の様にアンモニア臭が少し気になるという事もなく、そこそこ美味しい納豆が出来ました。

次回は、圧力鍋を使って調理時間の短縮を図りたいのと、どうにか糸引きの良い納豆を作りたいです。



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